【発掘・過去の通信】梅雨前に「汗をかくカラダ」を。首の硬さと体温調節の意外な関係

こんにちは、探求ラボ管理人です。

今回は、まだ先ですが梅雨入り前のじめじめとした季節にぴったりの「らふぉんて通信(2015年6月号)」を発掘してきました。

この時期は、急な暑さに身体がついていかず、熱中症になりやすくなったり、自律神経が乱れたりしやすいですよね。

当時のらふぉんて通信には、夏を乗り切るための「汗をかくカラダ作り」について、こんな視点で語っていました。

◆10年前のインストラクターの言葉:「首が固いと汗がかけない?」

暑〜い夏を快適に過ごすには、上手な体温調節が不可欠です。

この体温調節をしてくれているのが「自律神経」で、首が固くなることでうまく働かなくなってしまうことがあります。

東洋医学では、首から肩甲骨の間にかけてが、代謝、熱の調節、汗腺の開閉に大きく関わっていると言われています。

首、肩、背中をゆるめるには、肩甲骨の動きを良くすることが効果的!!

◆ラボ管理人’s Eye:機能解剖から見る「首と自律神経」

東洋医学で言われている「首から肩甲骨の間」の重要性ですが、これは機能解剖学的に見ても見事に理にかなっているようです。

首(頸部)には、脳から全身へと向かう重要な神経の束が通っています。特に、内臓の働きやリラックスを司る「副交感神経(迷走神経など)」は首を通っています。

もし、パソコンやスマホの使いすぎで首から背中にかけての筋肉がガチガチに固まっていると、常に「交感神経(戦闘モード)」が優位になってしまい、自律神経のスイッチの切り替えがうまくいかなくなります。その結果、うまく汗腺を開いて熱を逃がすことができず、身体に熱がこもってしまうのです。

通信に描かれている「四つんばいになって、背骨を落として肩甲骨を寄せ、手で床を押して肩甲骨を離す」というエクササイズ。

これはピラティスでも背中を緩めるためによく行いますが、肩甲骨を動かすことで、そこに繋がっている首回りの筋肉(僧帽筋など)の緊張も連動してスルスルと解けていきます。

首を直接グルグル回すよりも、土台である「肩甲骨」からアプローチするほうが、首回りの緊張は安全かつ確実に取れるのです。

◆ワクワクのおすそわけ:宿題カードの変更

ちなみに、この号の右下にある「宿題カードについて」の事務連絡が、ラボ管理人としては非常に興味深かったです。

今までレッスン毎に新しい宿題カードをお渡ししていましたが、一番改善したい場所にアプローチするため、ひとつの宿題をある程度続けてもらいたいと考えました。

これ、まさに運動学習(モーターコントロール)の真理です。毎回違うことをやるより、自分の身体の癖(エラー)に直結する一つの動きを脳と身体が完全に覚えるまで反復する。これが一番の近道なんですよね。

本格的な夏が来る前に。ぜひ四つんばいになって、肩甲骨周りを気持ちよく動かしてみてください。ローズマリーのアロマを焚きながらやると、さらに発汗作用が高まるそうですよ。

ラボ管理人