【発掘・過去の通信】大人の「自由研究」!手脚の神経をコントロールする
こんにちは、探求ラボ管理人です。
今回は、夏真っ盛りの8月に発行された「らふぉんて通信(2015年8月号)」 をめくってみました。
「今年の夏は25m泳げるようになるゾ!」「2学期には苦手な英語が好きになるくらい頑張る!」小学生のころ、そんなふうに夏の目標を立てた記憶はないでしょうか 。当時の通信からは、メインインストラクターの相変わらずの優しい手書き文字とともに、そんな懐かしい「夏のチャレンジ」を小さなことでもやってみよう、という提案が見つかりました 。
◆10年前のインストラクターの言葉:「コントロールにチャレンジ!!」
ピラティスの目標のひとつは、「コントロールする」こと 。足を上げているつもりが上がっていなかったり、指先を伸ばしているはずが丸くなってしまっていたり・・・ 。
普段の生活では身体全体を意識して動いたり、早さやタイミングを合わせて働くことはあまりありません 。いつもの「腕の動き」と「脚の動き」で、コントロールのチャレンジをしてみましょう 。
チャレンジ1:両腕と片脚を同時に伸ばし、同時に戻す 。
チャレンジ2:右腕と左脚を同時に伸ばし、同時に戻す(反対側も) 。
チャレンジ3:右腕と左脚を同時に伸ばし、同時に戻すとき、左腕と右脚を同時に伸ばし始める。・・・交互につづける 。
◆ラボ管理人’s Eye:なぜ「同時」に動かすことが難しいのか?
手脚を同時に動かす。一見簡単そうに聞こえますが、実際に仰向けになって「チャレンジ3」をやろうとすると、頭がこんがらがってしまう方も多いのではないでしょうか。実は私も、最初はこの「交互に同時に動かす」動作に手こずりました。
機能解剖学やモーターコントロール(運動制御)の視点で見ると、これは非常に理にかなった神経系のトレーニングです。
人間は普段、無意識のうちに身体を動かしています。しかし、ピラティスが求める「コントロール」とは、脳から「どの筋肉を、どのタイミングで、どのくらいの出力で動かすか」という指令を、意識的に神経回路に乗せて身体の末端まで正確に伝えることです。
特に「チャレンジ3」のような、左右非対称で相反する動き(クロスパターン)は、右脳と左脳を繋ぐ脳梁を刺激し、神経系の協調性(コーディネーション能力)を高める効果が期待できます。関節をただ曲げ伸ばしするのではなく、自分自身の「固有受容覚(自分の身体が空間のどこにあるかを感じるセンサー)」を研ぎ澄ます練習なんですね。
頭と身体を繋ぐ、まさに大人のための「脳トレ」と言えるでしょう。
◆ヒロミの日記&香りのご提案
当時の「ヒロミの日記」 には、こんなことが書かれていました。
夏休みの宿題といえば、自由研究 。大人になってからの学びって、この自由研究に近いなと思っています 。 8月の1ヵ月間、お盆休みの1週間、3日間など、期間を決めてひとつのテーマに取り組んだら楽しいかも 。
大人になると誰かに宿題を出されることはなくなりますよね。だからこそ、自分の身体をテーマにした「自由研究」は、新鮮な発見があるかもしれません。
また、当時の通信では、グレープフルーツの香りもおすすめされていました 。気分爽快で食欲改善にも繋がり 、イライラや欲求の安定にも効果的だそうです 。重い感情を一掃して気持ちを楽にしてくれる力があるとのこと 。

暑さが厳しい時期ですが、涼しいお部屋でグレープフルーツの香りを楽しみながら 、ご自身の身体を「コントロール」する自由研究に取り組んでみてはいかがでしょうか 。
ラボ管理人