【発掘・過去の通信】足首の固定が不調の原因?「足首まわし」でお尻を呼び覚ます
こんにちは、探求ラボ管理人です。
スタジオの貴重なバックナンバーから現代の身体づくりに役立つヒントを掘り起こす「過去の通信発掘」シリーズ。今回は、2015年10月に発行された「らふぉんて通信」をご紹介します。
当時の通信は、残暑が引いてあっという間に涼しくなった時期に書かれたものです。これからの季節、あるいはファッションとして取り入れる機会の多い「ある定番の靴」がもたらす身体への影響と、それを解消する手軽なケアについて、機能解剖学の視点を交えて読み解いていきましょう。
◆秋冬の定番「ブーツ」が冷え・むくみを加速させる?
当時の通信で注目されていたのは、秋冬の足元の主役である「ブーツ」でした。
オシャレで素敵なブーツですが、実は「冷え」や「むくみ」がなかなか解消しない隠れた原因の一つになっていることがあります。なぜなら、ブーツを履くと足首がしっかりと固定されてしまうため、歩くときに足首まわりの筋肉があまり動かなくなってしまうからです。
筋肉が動かないということは、足元の「ふくらはぎのポンプ機能」が働かないということ。結果として、血流やリンパの流れが悪くなり、頑固な冷えやむくみを引き起こしてしまいます。
そこで、スタジオが当時から提案していたのが、どこでもできる簡単な「足首まわし」の習慣でした。
◆冷え・むくみ改善に!その場でできる足首まわし
道具もいらず、立ったままでも座ったままでも、気づいたときにクルクルできる簡単なワークです。
-
脚をブラブラ:まずは内外に脚をリラックスしてブラブラと振ります。
-
足首まわし:足首を「内まわし」「外まわし」と丁寧に動かします。
ポイントは、足首をまわすことで「脚全体も勝手に連動して動く」のを感じることです。
◆ラボ管理人’s Eye:なぜ足首を回すと「肩こり・腰痛」まで改善するのか?
当時の通信には、この足首まわしを行うことで「お尻から脚の筋肉が使えるようになり、やせやすくなる」「肩こり、腰痛の改善につながる」と書かれていました。
足首を回すだけで、なぜそんな全身の遠い場所にまで効果が出るのでしょうか?
理由は、バイオメカニクスにおける「運動連鎖(キネティックチェーン)」にあります。
足首(特に距骨下関節や足関節)がブーツなどで固定されて硬くなると、歩行時に地面を蹴り出す際、足首が本来吸収すべき衝撃を逃がせなくなります。すると、その上の膝や股関節、そして骨盤が代わりに無理をして動くことになります。
股関節や骨盤の動きが狂うと、お尻の筋肉(大殿筋など)が正しく働かなくなり、結果として腰椎(腰)や胸椎、最終的には肩まわりの筋肉にまで過剰な緊張が伝わって、腰痛や肩こりを引き起こすのです。
足首を丁寧に回して可動性を取り戻してあげると、歩くたびにお尻や脚の大きな筋肉が自然と動員されるようになります。これが「やせやすくなる」「全身の不調が改善する」という種明かしです。
◆日記&お腹を整える「里芋」のチカラ
当時の「メインインストラクターの日記」には、食に対する深い気づきが残されていました。
過去に体調を崩して食事がほとんどできなくなった経験から、「食べられることの幸せ」と「普段の食生活の大切さ」を痛感し、それから食の勉強を始めたと。お料理上手とは言えないけれど、かたつむりのようにゆっくりゆっくり進んでいる、という言葉が印象的です。
そんな食生活の知恵として、10月号でおすすめされていた食材が「里芋(さといも)」でした。 里芋には、むくみを防ぐカリウム、糖質の分解を助けて疲労回復を促すビタミンB1、そして便通を促す食物繊維が豊富に含まれています。胃腸の調子を整えることで、秋の美肌効果も期待できる優れものです。
オシャレを楽しみながらも、足元をクルクルと労り、旬の里芋で胃腸を労る。 そんな「小さな習慣」を、ぜひ日々の生活に取り入れてみてくださいね。

ラボ管理人