【発掘・過去の通信】大掃除でぎっくり腰にならないために_年末に効く、ふたつの知恵

こんにちは、探求ラボ管理人です。

今回ご紹介するのは「らふぉんて通信(2016年12月号)」です。年末の大掃除シーズンに向けた身体の使い方と、忙しない毎日をふっと緩める工夫が語られていました。

 

◆重い荷物と、腰を守る持ち方

12月号では、年末の大掃除で重いものを持つ機会が増える時期に向けて、腕だけで持ち上げようとするとぎっくり腰や腰痛につながりやすいという注意喚起がありました。膝を曲げて腰を落とし、身体全体を使って持ち上げる、という基本の動作が紹介されています。

これはまさに、以前の記事でも触れた「ヒップヒンジ」の考え方そのものです。大腿四頭筋(太もも前面)だけに頼らず、股関節から曲げて大殿筋やハムストリングスといった大きな筋肉を使うことで、腰椎への負担を大きく減らすことができます。年末の大掃除は、まさに実践のチャンスかもしれません。

 

◆10年前のインストラクターの言葉:「外出中や仕事中に、楽になる裏ワザ」

気づきのヒントコーナーには、こんな提案が書かれていました。

「あれもやらなきゃ!これもやらなきゃ!なんだかせかせかして落ち着かない。頭も身体もフル回転。

そんなときの自分に、ちょっと意識を向けてみてください。

呼吸は浅くなっていませんか?止まっていませんか?身体のどこかに力が入りすぎていませんか?

テニスボールリリースやピラティスをしたら、いちばん身体は助かります。が、外出先や仕事中などで難しい時は、ピラティスを続けている方だけの裏ワザ!!

⇒レッスン後のふんわりした軽い身体を思い出してみてください。

いかがですか?答えはありません。どんな感じか教えてくださいね♪」

 

◆ラボ管理人’s Eye:「思い出すだけ」で身体がゆるむ理由

これは実に面白い提案です。実際にリリースをするわけでも、ストレッチをするわけでもなく、思い出すだけ。それだけで身体がゆるむというのは、脳の仕組みから見ても理にかなっています。

運動をイメージするだけで、実際にその動きに関わる脳の運動野が活性化することは、スポーツ科学の分野でよく知られています(メンタルプラクティス、運動イメージ)。

同様に、「レッスン後のふんわりした軽い身体」を思い出すという行為は、単なる記憶の想起ではなく、その時の身体感覚を脳内で疑似的に再現している可能性があります。

さらに、忙しく「あれもこれも」と考えている状態は交感神経が優位になっている状態です。一度立ち止まって、心地よかった身体の記憶に意識を向けることは、それ自体が交感神経優位から副交感神経優位への切り替えスイッチとして働くのかもしれません。忙しい年末にこそ、覚えておきたい裏ワザです。

 

◆消化と、消化しきれない感情について

通信の裏面では、東洋医学の考え方をベースにしたコラムが続いていました。今回のテーマは、食べ物の消化に関わる働きです。不安や心配といった感情がうまく消化されずにいると、かえって食べ過ぎにつながることがある、という視点が紹介されていました。

胃のあたりを優しく手で温めてあげることで、そうした気持ちが少しずつ落ち着いていく、というのは、お腹に手を当てるという行為そのものに、副交感神経を優位にするリラックス効果があることを考えると、納得のいく話です。

 

◆足のケアを続ける理由

通信の最後には、「なぜいつも足のリリースをするのか」という質問への回答がありました。骨盤の歪みや肩の左右差も、まずは身体の土台である足のケアから、という考え方です。

積み木の一番下が斜めだと、上に積んだものすべてがまっすぐにならないというたとえは、姿勢を考えるうえでとても分かりやすい説明だと思います。

 

年末の忙しさで足元がおろそかになりがちな時期こそ、少しの時間でも足に意識を向けてみるとよさそうです。

 

ラボ管理人