【発掘・過去の通信】息を止めると感覚が鈍る?「五感と呼吸」の実験

こんにちは、探求ラボ管理人です。

スタジオの歴史を振り返る「らふぉんて通信」発掘シリーズ。今回は、今からちょうど11年前、スタジオが2年目に突入した2015年4月号をご紹介します。

新生活が始まる4月。新しい環境で知らず知らずのうちに緊張し、呼吸が浅くなっている方も多いのではないでしょうか。

当時の通信には、そんな時期にぴったりの「呼吸と感覚」に関する面白い実験が書かれていました。

◆10年前のインストラクターの言葉:「五感を磨くための実験」

当時の1周年イベントで、ゲスト講師の先生から『直感(第六感)は、五感が満たされて初めて感じられる』というお話があったそうです。

では、その五感を磨くにはどうすればいいのか?当時の記事にはこう書かれています。

五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)は、周りの情報をキャッチする力。この力を磨くには、しっかりと深い呼吸をすることが必要不可欠です。

試しに、目を閉じた状態で、ゆっくり呼吸をしながら周囲の状況を感じてみてください。

*次に、同じく目を閉じたままで、「息を止めて」周りを感じてみてください。

人の動き、話し声、鳥のさえずり、花の香り、さわやかな風…。呼吸していた方が、感じやすくありませんか?

 

◆ラボ管理人’s Eye:なぜ「息を止める」と感覚が鈍るのか?

「息を止めた方が、耳を澄ませて集中できそう」と思うかもしれませんが、実際にやってみると、風の音や匂いなどがスッと遠のくのが分かります。これは機能解剖学的・生理学的に見ても非常に理にかなった反応のようです。

息を止めるという行為は、身体(脳)にとって「酸欠リスク=緊急事態」を意味します。

すると自律神経のうち、闘争や逃走を司る「交感神経」が一気に優位になります。生存本能として、目の前の危機に対処するため感覚が「一点集中(あるいは内向き)」になり、周囲の微細な環境変化(鳥の声や花の香りなど、命に関わらない情報)をシャットアウトしてしまうのです。

逆に、ゆったりとした深い呼吸(特に吐く息)は「副交感神経」を優位にし、脳に「ここは安全だよ」と伝えます。身体の過緊張が解けることで、全身のセンサー(五感)が外に向かって大きく開かれるわけです。

◆ワクワクのおすそわけ:答えのない挑戦

ちなみに、この号の隅っこのコラムで、こんな告白をしています。

理科の実験や観察が好きじゃなくて、「早く答えを教えてくれればいいのに」って思ってた、冷めた子供でした。そんな私が突如閃いたこと。「答えのないことをしよう!」

家事も、人との交流も、健康も、ピラティスも、答えのないことだらけ(笑)。毎日が挑戦です!

理屈っぽく機能解剖の「答え(理由)」を探したがる私(管理人)とは対照的ですが(笑)、人間の身体に「絶対の正解」がないのは事実です。

緊張しやすい4月。もし肩に力が入っているなと感じたら、まずは大きく息を吐いて、五感を開いてみてくださいね。

ラボ管理人