【発掘・過去の通信】肩甲骨の間が痛いなら「腕」を揉む?意外な提案

こんにちは、探求ラボ管理人です。

スタジオの書庫から昔の手書き通信を引っ張り出す「らふぉんて通信」発掘シリーズ。今回は、新生活の疲れが少しずつ出てくる時期、2015年5月号をご紹介します。

通信の冒頭では、「転職や転勤、新しい環境には慣れましたか?」と優しく問いかけています。五月病なんて言葉もあるように、この時期は身体がギュッと硬くなりがちですよね。

さて、今回のメインテーマは「肩甲骨の間の痛み」についてでした。

◆10年前のインストラクターの言葉:「痛い場所より、腕を

揉んで!」

背中の真ん中、肩甲骨と肩甲骨の間がこったり痛かったりする時、あなたはどうしていますか?

マッサージに行ったり、温めたり冷やしたり。それでもなかなか改善しない場合、当時のらふぉんて通信ではこんな意外な提案をしています。

なかなか改善しない場合、腕のマッサージがおススメです!!

腕がこっていると、ギュ〜っと縮んだ筋肉が肩甲骨を外に引っ張ります。

それを阻止するために、肩甲骨と背骨の間の筋肉が、負けじと縮もうとして働き続けることになってしまうのです。

腕のモミモミ、試してみてください♪

◆ラボ管理人’s Eye:なぜ「引っ張られている側」が痛むのか?

背中が痛いのに、腕を揉む。一見不思議に思えますが、これは機能解剖学の視点から見ると「大正解のアプローチ」のようです。

パソコン作業やスマホなどで腕を体の前で酷使すると、腕から胸にかけての筋肉が縮み、肩が前に入ります(いわゆる巻き肩)。すると背中側にある「菱形筋(りょうけいきん:肩甲骨と背骨を繋ぐ筋肉)」は、常にピンとゴムが引き伸ばされたような状態になります。

以前、登山の記事で「エキセントリック収縮(引き伸ばされながら力を発揮する)」が一番筋肉にしんどい、というお話をしました。背中の痛みはまさにこれです。

痛いのは背中(引っ張られて耐えている被害者)ですが、本当の犯人は前側で縮んでいる腕や胸(引っ張っている加害者)なのです。

だから、背中を一生懸命もみほぐすよりも、腕を「モミモミ」して緩めてあげるほうが、背中の筋肉を解放する近道になります。「痛いところ(局所)ではなく、全体の繋がりを見る」。まさにピラティスの根本的な考え方ですね。

◆ワクワクのおすそわけ:「先生」と呼ばないで

ちなみに、今回の通信で私が一番クスッとしてしまったのが、右下の「皆さまへのお願い②」という小さなコラムです。

「先生」ではなく、ひろちゃん、ひろみん、ひろみ、などなど、名前で呼んでくださいませ♡

ピラティスは「教える・教えられる」という上下関係ではなく、一緒に身体を探求していくパートナーです。だからこそ、当時から彼女は「先生」と呼ばれるのを少しむず痒く感じていたのでしょうね。

肩甲骨の間が張っているなと感じたら、ぜひ自分の腕を優しくモミモミして、ジャスミンの香りでリラックスしてみてください。

ラボ管理人